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奈央 菅原

赤ちゃん返りどう乗り越えた?上の子の気持ちに寄り添う赤ちゃん返り対策

更新日:5 日前


ある日突然、自分の世界で一番愛している人が他の人を愛おしい眼差しで見ていたら、あなたはどうするでしょうか?


上の子が、まるで赤ちゃんに戻ったように甘えてきたり、わがままを言ったり。


今までできていたことができなくなったり、赤ちゃん言葉で話したり。


産前・産後の身体が辛い時の甘えん坊は時に可愛く、時にママやパパの体力や時間を奪います。


余裕がある時には丁寧に対応することができますが、子どもの心が満タンになるペースは時々で異なり、最後まで対応できない時もあると思います。


それでも、どうか心配しないでください。

赤ちゃん返りは、決して悪いことではありません。


赤ちゃん返りは自分の気持ちを表現している証で、成長過程のひとつです。


これ?いつまで続くの…?の渦中にいる時は、ある程度で線を引いてママ・パパの気持ちも大切に向き合いましょう!


なぜ赤ちゃん返りするの?

赤ちゃん返りは、上の子が新しい環境の変化に戸惑い、不安を感じているサインです。


「ママを独り占めできなくなった」「自分はもう愛されていないのかも」


そんな風に感じて、赤ちゃんのように振る舞うことで、ママやパパの愛情を確認しようとしているのかもしれません。


赤ちゃん返りのサイン、こんな行動に気づいたら…

  • 急に甘えん坊になる

  • 夜泣きが始まる、またはひどくなる

  • 弟や妹に意地悪をする、暴力的になる

  • 言葉が遅くなる、または赤ちゃん言葉を使うようになる

  • トイレトレーニングがうまくいかなくなる

  • 落ち着きがなくなり、かんしゃくを起こしやすくなる


もし、このような行動が見られたら、それは赤ちゃん返りのサインかもしれません。



上の子可愛くない症候群とは?

生まれたばかりの赤ちゃんは、とびきり可愛くて、愛おしい存在。


もちろん上の子も愛おしい存在に決まっています。

しかし、どうも可愛く思えない時、ママのせいではないことを知っておいて欲しいです。


上の子が可愛く思えない時はホルモンバランスの変化や、慣れない育児によるストレス、睡眠不足などが原因と考えられています。


多くのママが経験することで、あなたがおかしいわけではありません。どうか自分を責めたり、無理をしたりしないでください。


赤ちゃんの対策をご紹介

赤ちゃん返りは、上の子と赤ちゃんの成長とともに必ず乗り越えられます。

具体的な対策をいくつかご紹介します。


1. 上の子の気持ちを最優先にする

まずは話を聞いてあげよう

上の子が何かを訴えてきたら、まずは家事の手を止めて、ゆっくりと話を聞いてあげましょう。(とはいえ、それが大変!)


「赤ちゃんが生まれてから寂しい思いをしているんだね」


「ママはあなたのことも変わらず大好きだよ」


そんな風にストレートでわかりやすい言葉をかけてあげます。


そして、思いっきり甘えさせてあげます。

抱っこをせがまれたり、赤ちゃん言葉で話しかけてきたりしたら、できる限り受け止めてあげましょう。


ママやパパに甘えることで、上の子は安心感を得て、心の安定を取り戻すことができます。


2. 叱らずに、優しい声かけを心がける

頭ごなしに叱るのはやめましょう。

「ダメ!!!」「やめて!!!!」ではなく、「優しくね」「ゆっくりね」など肯定的な言葉で伝えましょう。


しかし、現実には赤ちゃんを殴る、ラックから落とす行為や自分の身を危険にさらすこともすることもあります。

それほどまでして自分への愛を確かめたいのかと怒りや悲しみ、切なさを感じることもあると思います。しかしながら、上の子にとっては身を守るための重要な生存戦略です。


大変ですが、命の危険をなどを優しく説明してあげましょう。


「〜しないで」ではなく「〜してね」

「走らないで」ではなく「歩いてね」、「泣かないで」ではなく「どうしたの?」など、


行動を否定するのではなく、してほしいことを具体的に伝えましょう。


3. スキンシップを増やす

たくさん抱きしめてあげよう

抱きしめることで、上の子はママやパパの温もりを感じ、安心感を得ることができます。


言葉で伝えるだけでなく、抱きしめることで「愛されている」という実感が伝わります。


二人きりの時間を作ろう

短い時間でも、上の子と二人きりで遊ぶ時間を作ってあげましょう。


絵本を読んだり、公園で遊んだり、一緒に料理をしたり。


ママやパパを独り占めできる時間は、上の子にとって特別なものです。


4. 上の子を頼る

お手伝いをお願いしてみよう

「おむつを取ってきてくれる?」「おもちゃを片付けてくれる?」など、


簡単なお願いをすることで、上の子は「自分は役に立てる存在なんだ」と感じることができます。

上の子を赤ちゃんの育児に巻き込むことで不憫に感じることもあるかもしれません。

しかし、意外と人は頼られることが嬉しい様子でストレスを感じることは少なそうです。

しっかりやってくれたら感謝の気持ちを伝えます。

「ありがとう」「助かったよ」など言葉で伝えましょう。


頼りにされている、認められていると感じることが、上の子の自信につながります。


5. 焦らず、長い目で見る

赤ちゃん返りの対応は大変です。1分1秒でも長く寝たい時期に過度に甘えられることの辛さは、そのような経歴を持つ方でもとてもキツイものです。


しかしながら、赤ちゃん返りは、上の子が新しい環境に適応するためのプロセスです。


上の子の気持ちをないことにはせず、完璧主義にならない。


ある程度対応しても癇癪がとまらないなどの状況の時は、線を引いて一旦撤収という方法もありです。ママとパパが健康であっての生活です。


どうにもこうにもならない時は、誰かに思い切って頼るという方法もあります。


産後ドゥーラを頼んで、上の子と思いっきり遊んでもらうのも良いでしょう。

または、赤ちゃんのお世話を産後ドゥーラに頼んで、ママとパパを独占して上の子が遊ぶという時間をつくるのも良いですね!


6. 夫婦で協力する

「ママがいいって言ってるからママやって」

その後、ソファでスマホを触っているパパは残念ながらママの怒りを買っているケースが多いです。

赤ちゃんや上の子の対応をママがするのであれば、家事をパパがする。

ここは踏ん張ってどんなに子が暴れようとも最後までお世話する...。


どちらか一方に負担が偏らないように、協力し合いましょう。


そして、お互いをねぎらいましょう。

「いつもありがとう」「お疲れ様」「さっきはナイスファイトだったね」


そんな言葉をかけるだけで、心が軽くなることもあります。


大変だけどきっと、大丈夫


「上の子にもっと優しくしてあげなきゃ」「笑顔で接してあげなきゃ」


そう思って無理をしてしまうと、余計にストレスが溜まってしまいます。


時には、上の子の相手をパートナーや家族に頼ったり、一時保育を利用して、自分の時間を作ることも大切です。


赤ちゃん返りも、上の子可愛くない症候群も、子育ての試練の一つかもしれません。


でも、それは上の子が成長している証であり、


ママやパパの愛情を確かめている証でもあります。


「大変だな」「辛いな」「早く終わらないかな」こういった気持ちがわいてくるのは悪ではなく、とても素直で正常です。


自分の気持ちを押し殺さないで、子と親という関係性の中で人と人として対話できることが今後の親子関係にも生きてくると感じます。


それぞれが我に返れるように(笑)、思いっきり甘えましょう!

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